ドッグフード大学では愛犬が健康で快適に暮らせるために、最も重要な食事と生活に焦点を当てて紹介しています。
愛犬はどんなに長生きをしたとしても、犬の寿命は人間に比べるとずっと短いのです。だからこそ、少しでも元気に長生きしてほしいと思うのは、飼い主に共通する願いではないでしょうか。
食は健康に直結しています。原材料から見直すことで、愛犬の元気な毎日にプラスになる、良いドッグフードが見つけてあげましょう。

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安全なドッグフードの選び方

ドッグフードはブランド名や商品名で購入するのではなく、パッケージ表示の情報を読み取ったうえで納得のドックフード選びをしましょう。

主食にするのであれば、まずはパッケージに 「総合栄養食」の表示があるかを確認することですが、この表示があったからといって安心してはいけません。

1日に必要な栄養バランスが整っていても、粗悪な原材料を使用したフードがごく普通に商品棚に並んでいる可能性があることを覚えておいてください。

「総合栄養食」の表示以外にどの部分を見てドッグフード選びをしたら良いのかを説明していきます。

1.人工添加物が使用されていないかどうか

市場に流通しているドッグフードのほとんどが、開封して放置してもしばらくの間腐りません。保存料としてエトキシキンやBHT、BHAなど、ゴムやオイルなどの安定化剤が使用されているからです

これらは殺虫剤・除草剤・化学兵器としても使用されていた経緯があります。

また、香料は粗悪な原材料の使用隠しを目的に添加されている場合もあります。香料を添加しているドッグフードは、意識が低いメーカーによる製造だと思ってよいでしょう。

1-1.無添加ドッグフードと書かれているフードが全て良いとは限らない

そもそも本当に無添加だったら、フードの賞味期限はごく短くならなければいけないはずです。賞味期限が長く、開封後の日もちの注意書きなどが商品パッケージなどにない場合は、無添加表示を信用しないほうがよいでしょう。

オーガニックフードはきわめて高品質な原材料をアピールする一方で、「その配合比が動物栄養学に沿っているかどうか」まで、言及していないものが多いです。そこにさえ気をつければ、オーガニックフードは有効な選択肢になるでしょう。

2.ドッグフードに穀物配合はいらない

犬にとってもっとも大切な栄養素は、良質な動物性たんぱく質です。

穀物などの炭水化物は犬の腹持ちを良くしますが犬にとっては消化が困難なもので栄養価も低いことは獣医師の間では有名です。

そもそも犬は肉食なので、フードパッケージの原材料で、穀物よりも肉が上位に表記されているフードを選ぶようにしましょう。

ドッグフードの原材料に肉よりも穀物の割合が多く明記されている場合のドッグフードは犬の健康を考えていない粗悪品とも言えます。

3.安すぎるドッグフードはダメ

たとえフードの原材料として添加物が使用されていたとしても、必要以上に神経質になる必要はありません。多くの添加物は毒性のないものだからです。

ただしドッグフードの場合、人間よりも原材料の安全蟇準が低いので、なかには安全とはいえない添加物や、毒物といってよいも、後ほど説明する4Dミートまで混入されているケースも残念ながらあります。

「安すぎるな」と感じたドッグフードほど、その可能性は高まるといってよいでしょう。

4.原材料はよく確認する

ドッグフードを購入する際に原材料を見ていますか?

フードパッケージの原材料表示を見ると、正肉、肉類、○○肉副産物、○○ミール、○○パウダーなどの表記があり、動物性たんぱく質として何が使用されているかがわかります。

ここでのポイントは、正肉ならよくて、○○ミールが悪いということではありません。
どの動物性タンパク質を使用していても、良質であれば問題ないのですが、毛皮やひづめ、動物の肉や糞や尿などを含む、粗悪な原材料を使用しているドッグフードがあるという点です。

さらに、多くの獣医師が危険視しているのが4Dミートです。

4Dミートとは
「Dead(死んだ)」
「Dying(死にかけている)」
「Diseased(病気の)」
「Disabled(けがをした)」、
これらの英単語の頭文字である4つのDをあわせてつけられた名称で人間が食べる食品としては不適切なものなのです。

最初にもお伝えした「肉類」には、この4Dミートが含まれているかもしれませんが、法律上ドッグフードには食品衛生法のような法律規制がなく野放し状態であるためラベルへの記入どころか実質何を入れても全く問題はなしとされています。愛犬にあげるフードの原材料はよく確認したいものです。

おすすめドックフード人気ランキング

  1. カナガンドックフード

    • 穀物不使用(グレインフリー)
    • 無添加
    • 全犬種・全ライフステージ対応
    • 原材料は人間でも食べれるものを使用

    とにかく「よく食べる」という口コミが多く、ウンチや毛質の改善にも良いとされているドックフード。

  2. オリジンドッグフード

    • 油(脂質)の原材料が少なめ
    • 高タンパク質
    • 穀物不使用(グレインフリー)
    • 無添加

    油(脂質)の原材料が少なく臭いの強い犬におすすめです(脂質は犬臭の原因になります)。成分構成にいたっては文句なしの高品質ドックフード。

  3. NDFナチュラルドッグフード

    • 関節・皮膚をサポート
    • 輝く毛並みを作る成分配合
    • 穀物不使用(グレインフリー)
    • 無添加

    このフードの特徴の中に「輝く毛並み」を掲げている点は特筆に値します。他の無添加ドッグフードも毛並みにはもちろん配慮していますが、やはりショードッグも手がけるブリーダーさんが開発したフードとしてどうしてもこの点はアピールしておきたかったのだと思います。実際、サーモンオイルや海藻といった成分が入っていますから、長毛の犬なら試してみる価値のある無添加ドッグフードと言えそうです。

知っておくと便利なドッグフードのあれこれ

切り替えたドッグフードが合う合わないを見極めるにはウンチをみる

食事内容が合っているかどうか、食事の量や回数が適正かどうかの目安は、朝のウンチを見て判断します。
日中の活動中のウンチは軟らかいことが多いからです。
食べる量が多すぎると、軟便や下痢をすることが多く、反対に食べる量が足りないと、細くて固いウンチになります。
ウンチの状態を見ながら、食事量を調整し、そのイヌに最も適正な食事量を探っていきます。
ただし、これは添加物の少ない同一のドッグフードを与えた場合に限ります。

ドライ、ウェット、セミモイストフードの違い

水分が10%前後の「ドライフード」は、その固さから、歯の健康維持によいとされています。また保存しやすく、コストパフォーマンスもよいのが特長。ただし形状を整えるために、穀類が多く使用されています。

水分が75~80%の「ウエットフード」は、イヌの好みに重きをおいて作られているフード。水分補給が苦手な犬には向いています。傷みやすいため、開封後は冷蔵庫で保存し、早目に食べさせるようにしましょう。

水分25~35%の「セミモイストタイプ」は、さらに嗜好性が高く「肉っぽい」食感があります。
やわらかく、歯が弱い老齢犬には向いています。あまり保存がきかないため、合成保存料が添加されているケースもあります。

種類 メリット デメリット
ドライ 歯によい。
保存しやすい。
価格が安い。
犬の主食ではない「穀物」が多く含まれている。
ウエット 犬の食いつきがよく水分補給ができる。 保存期間が短い。
セミモイスト 肉っぽい食感で犬が好む。歯の弱い犬によい。 保存期間が短い合成保存料が含まれているものもある。

手作りドッグフードは飼い主の自己満足?

犬のために、手作りドッグフードを作ったことのある飼い主もいるかもしれません。確かに手作りドッグフードは栄養をしっかり考えて作れば大きなメリットがうまれます。

しかし多くの場合、調理方法の間違いや必要な栄養が足りていないということがほとんどで、せっかくの手作りフードで、体調を崩す犬さえいます。

アレルギー体質で、アレルゲン(原因物質)をどうしても避けなければならない場合以外は、成分を獣医と相談のうえ、既製品のドッグフードを与えるべきでしょう。

ドッグフードの鮮度を落とさないほうにする工夫と保存方法

ドッグフードは、封を開けた瞬間から劣化するので、個別包装タイプのほうが鮮度を保てます。開封後は密閉容器に入れ、直射日光の当たらないところで保存してく
ださい。

また、個別包装でない大袋であれば、開封時にいくつかの小袋に分けてしまってもよいでしょう。
ウェットフードが食べきれなかった場合は、密閉容器に入れて冷蔵保存、もしくは小分けして冷凍保存し、使用の際にレンジで解凍するなどしましょう。

犬におやつは必要ない

しつけのためにおやつを利用するのは良いとしても、そもそも、犬のおやつは嗜好品であるということを肝に銘じておきましょう。

歯みがきは歯みがきグッズ、ストレスは遊びや運動で発散するのが本来の姿です。誤飲による胄腸トラブルなどの危険性があるおやつを、わざわざ与える必要は、本来はないのです。

また、おやつは安全基準の徹底がむずかしく、おすすめできない添加物の使用が多いことを、よく覚えておいてください。

国産ドッグフードだからといって安心はできない

ドッグフードやおやつのパッケージに「国産」と明記されていると、それだけで安心してしまいがち。

でも、たとえ「国産」であっても、本当に原料が国内で育まれたものかはもちろん、素材のレベルが人間用と同等か、それともそうでないかでは、安全性が大きく異なります。
そういった点も含めて、安心できる製品を与えるようにしてください。